私の中のトウカイテイオー

私の中でトウカイテイオーはまさに憧れというかそんな存在でした。

走っている姿は、実に柔らかい感じがして

さすが皇帝ルドルフの仔だなと思ってました。

トウカイテイオーも様々なドラマがありますが

一見エリートっぽく見えますが、実はデビューは中京だったんですね

2戦目のシクラメンステークスを勝利した時の走りを見て

『柔らかい走りだなぁ〜』

と思っていました。

このときの走りが一番印象にというより

脳裏に焼き付いています。

顔も男前でカッコよくて

後の有馬記念の復活など数々のドラマはみなさんご存じのことと思います。

牧場では、ほんとおとなしく、近くまで来てくれて

(近くにくると写真撮影ができないのですが)

品のある顔をして出迎えてくれました。

そのずっと奥に1995年衝撃の種牡馬デビューを果たした

サンデーサイレンスが1頭優雅に牧草を食べていました。

トウカイテイオーについて

【生年月日】1988年4月20日

【性別】牡

【毛色】鹿毛

【父】シンボリルドルフ

【母】トウカイナチュラル

【生産者】長浜牧場

【馬主】内村正則

【調教師】松元省一(栗東)

【生涯成績】12戦9勝

【獲得賞金】6億2563万3500円

トウカイテイオーの血統は優れており、父のシンボリルドルフは無敗で三冠を達成した日本競馬史上最強のサラブレッドです。

父がシンボリルドルフであることから、大きな期待がかけられていましたがトウカイテイオーは見事にその期待に応え、東京優駿(日本ダービー)で無敗の二冠馬となります。

しかし、日本ダービーのレースで骨折していたことがわかり休養となってしまったため、三冠馬にはなれませんでした。

その後、復帰したトウカイテイオーは翌年更に2度骨折をしてしまいます。

デビュー以来3度目となる骨折のあと、1年ほど休養し有馬記念に出走しますが、ビワハヤヒデ、レガシーワールド、ウイニングチケット、ベガ、ライスシャワーなどに人気が集まり、1年もの間休んでいたトウカイテイオーの人気は低かったのです。

しかし、この有馬記念でトウカイテイオーは優勝し、奇跡の復活と実況されました。

すらりと細く品の良い馬でその姿は貴公子と呼ばれるにふさわしい姿でした。

脚の飛節(人間のかかとにあたる部分)が地につくほど柔らかく、ジャンプ力もある馬でした。

しかし、その反面、骨折が多く4度目の骨折のあと、復活することはなく引退してしまいます。

引退後は、社台スタリオンステーションにて種牡馬として元気に暮らしているそうです。