私の中のシンザン

私は、シンザンの走っていることころを直接見たことはないですが

どうしてもシンザンを見たくて牧場を訪れました。

当時1995年に訪問したのですが、その時すでに34歳でしたが元気に牧草を食べていました。

シンザンの話はは父親から良く聞いており

『シンザンは絶対に2着以下にはならない、大きいレースは必ず優勝する

前哨戦で負けるのは、体の中の煤はらいだな』

と言っていました。

シンザンの牧場には訪問者の手帳があり、いろいろな有名人も記載してありました

私が意外にも驚いたのは・・・

ダウンタウンの浜田さんはまだしも、松本さんも真面目に記帳してあったということです。

真面目になんていうと怒られそうですが^^

とても34歳とは思えないキレイで雄大な馬体でした。

本当に澄みわたる青空の下、太陽の光を浴びた栗毛の馬体がとてもキレイでした。

シンザン

シンザンについて

【生年月日】1961年4月2日

【死没】1996年7月13日

【性別】牡

【毛色】鹿毛

【父】ヒンドスタン 

【母】ハヤノボリ

【生産者】浦河・松橋吉松

【馬主】橋元幸吉

【調教師】武田文吾(京都)

【生涯成績】19戦15勝(残り4回はすべて2着)

シンザンは、1960年代に活躍した中央競馬で走った競走馬です。

シンザンは、デビュー前の評判はあまり良くはありませんでした。

体つきも馬車馬のようにがっしりとしていて、稽古でもぱっとしなかったようです。

しかし、負けることなく勝ち抜いて、戦後初のクラッシック三冠馬(皐月賞、東京優駿、菊花賞)となり、生涯成績も2着以下はなしという負け知らずのサラブレッドで、じわじわと人気馬になりました。

非常に強い馬でしたが、レースでレコードタイムは出したことがありません。

これは遅い馬だったというわけではなく、シンザンは賢い馬で無駄な力を使わないためといわれています。

シンザンは、引退後、種牡馬として過ごしますが、シンザンが種牡馬になった頃は内国産種牡馬の成績が思わしくなかった時代でした。

そんな中、シンザンの血を引いた馬たちが活躍し始め、種牡馬としても成績を残しました。

シンザンを記念し、シンザン記念という重賞のレースも創設されています。

種牡馬引退後も、種牡馬として過ごした谷川牧場で大切にされながら老後を過ごし、シンザンは35歳で老衰にて永眠。

満35歳3ヶ月11日という年齢は、日本サラブレッドの最長寿記録で現在も破られていない記録です。

シンザンは、土葬されており、生まれ故郷の谷川牧場にお墓があります。