バンブーメモリーと言えば私は1990年のスプリンターズステークスです。
1990年は惜敗続きで、かわいそうで・・・
しかし、この時は弾むように楽しく走っていたのを思い出します。
見ていて、こころが弾むような気持ちになりました。
また、面白いエピソードとして、宝塚記念を前に
騎乗する岸騎手が『バンブーメモリーのための筋トレメニュー』
をしていると聞いたのを思い出します。
なんでも、バンブーメモリーは
『走りたくて走りたくてうずうずしている』
みたいで、だだっ子だったみたいです。
だから牧場でもバンブーメモリーらしいヤンちゃな挨拶をしてくれました!
バンブーメモリーについて
【生年月日】1985年5月14日
【性別】牡
【毛色】栗毛
【父】モーニングフローリック
【母】マドンナバンブー
【生産者】バンブー牧場
【馬主】竹田辰一
【調教師】武邦彦(栗東)
【生涯成績】39戦8勝
バンブーメモリは、浦河のオーナーブリーダー・バンブー牧場で生まれました。
バンブー牧場は牧場で生まれた馬の馬主を自分たちで行うオーナーブリーダーです。
バンブー牧場の競走馬たちは、名前に「バンブー」とつけられており、たくさんの競走馬が走っています。
ちなみにオーナーが竹田なので「バンブー」牧場とつけたそうです。
バンブーメモリーは、出来立ての武厩舎(武豊の父の厩舎)に入りました。
デビュー戦では、武豊騎手が乗り三度目のレースで優勝しました。
バンブーメモリーは蹄が弱く、強い調教が行えなかったため1200m、1400mと言った短距離で負担の少ないダート戦のみに出走していました。
5歳になった春に道頓堀ステークス(芝、1600m)に挑戦し、優勝。
ダートから芝への挑戦が成功し、10番人気となった安田記念でも優勝します。
このとき、武厩舎にとっても初のGT勝利となりました。
その後もバンブーメモリーは、マイルチャンピオンシップ2着、高松宮杯1着、スプリンターズS1着という成績を残しました。
安田記念、スプリンターズステークスとあわせ、中央競馬の短距離Gl完全制覇を狙ったバンブーメモリーの周囲は、マイルチャンピオンシップに出走させますが、8着に終わり見せ場も無かったのです。
これがバンブーメモリーの最後のレースとなりました。
引退後は種牡馬としてバンブー牧場で過ごしています。